履歴書の写真が第一印象を決める!

​プロとメカの差を見せつけられた履歴書とパスポートの証明写真

2016年09月09日 18時19分

就職活動をはじめる少し前の時期にパスポートを取得ました。
その時の私は「証明写真なんかどこで撮っても同じだろう。」と高を括って、1セット800円くらいの
よくあるスピード証明写真の箱でパスポート用の写真を撮りました。
案の定と言いますか、出てきたのは何処ぞの凶悪犯のような顔をした写真…証明写真なんて皆こんなもんだ!
と無理やり納得してパスポートにはその写真を使い、
その写真と身分証明書として10年間のお付き合いが決定しました。

そのすぐあとに就職活動が始まった際に、大学の就職課から「箱で撮った証明写真だけは使うな!」
と散々釘を刺されたこともあり、1度くらいはプロの手で撮ってもらうか、
なんていう軽い気持ちで生まれて初めて写真スタジオへ。
そしたらビックリ、「○○系企業用」だの「クマ消し技術」だの、いろんなコースがあるのです。
私はさほどこだわりも、お金もなかったので一番安いコースで撮影したのですが、
それでもカメラマンじゃない人が前髪に櫛をいれてセットしてくれたり、
カメラマンからも顔の向きや首の位置など細かなアドバイスを貰い、
そして何枚も撮影してもらえて、パソコンでそれを見せられて好きなのをプリントしてもらうという
流れ作業でありながら抜かりないプロの技の洗礼を受けました。

モデルが変わらないので「超絶美形!」とはなりませんでしたが
(そもそも証明写真でそこまで修正があったら問題でしょうね)、毎朝鏡で見ていた、
目の下にクマがあり、ひどい時は土気色のような顔をした人間とは思えないくらい、
明るく爽やかな人物っぽく撮られた証明写真を手にしたのです。

正直驚きました。そして後悔しました。
「ケチらないでパスポートの時もスタジオで撮ってもらえばよかった…」と。
今私の手元には二つ写真があります。一つはパスポートの顔写真。目つきも悪いし、
なんか全体的に暗くて陰気な雰囲気まで漂って見えます。
もう一つは就職活動用の写真、明るく、不自然じゃないほどの笑顔で(撮影の時に笑顔の指示もありました)、
同じ人物が数ヶ月後に撮った写真とは思えないほどの写真です。
就職活動中、履歴書に写真を貼るたびに思いました。
パスポートの時のように無精してスピード証明写真を使ってたら、書類審査の印象などは間違いなく悪かっただろうな…と。
やはりここぞという時にはプロの技を借りることは必要と、パスポートの写真と見比べながら今でも時々そう思います。